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整備コメント

こんにちは、
外車整備工場ウィングロードです。


今回は、
フォルクスワーゲン・ポロの
エアコン不調に関する
整備事例をご紹介します。


「冷えが弱い」
「エアコン作動時に異音がする」

といった症状でご入庫いただいた車両。


診断の結果、
エキスパンションバルブの不具合と
ガス漏れが判明しました。



🔍症状と初期診断


お客様からの主訴は
「エアコンが冷えない」とのことで
以下のステップで診断を進めました:



  1. エアコン作動時の風量・温度確認
  2. 高圧・低圧側の圧力測定(マニホールドゲージ使用)
  3. 蛍光剤によるリークチェック
  4. エバポレーター周辺の内視鏡確認



結果、
エキスパンションバルブの詰まりと、
エバポレーター付近からの
微細なガス漏れを確認しました。



🛠整備内容


1. エキスパンションバルブ交換


エキスパンションバルブは、
エアコンガスの流量を調整する重要な部品。
詰まりや作動不良があると、
冷却性能が著しく低下します。


ダッシュボードを部分的に分解し、エバポレーターケースを露出

バルブ本体を取り外し、新品に交換(純正部品使用)

Oリングも同時交換し、密閉性を確保



2. ガス漏れ修理(エバポレーター周辺)


漏れ箇所を特定し、エバポレーターを取り外し

接合部の洗浄と再シール処理

必要に応じてエバポレーター自体の交換(今回は再使用可能)



3. 真空引き・ガス充填


・真空ポンプで30分以上の真空引き

・漏れがないことを確認後、R134aガスを規定量充填

・最終的な冷却性能と圧力を再チェック



💡整備後の状態


整備後は、
エアコンの冷却性能が完全に復活。
これで夏でも安心して
快適なドライブができるでしょう。

💬整備士からのひとこと


フォルクスワーゲン車は、
エアコン系統の構造が国産車と異なり、
診断と分解に専門知識が必要です。


特にエキスパンションバルブや
エバポレーター周辺は、
ダッシュボード裏に配置されているため、
慎重な作業が求められます。



「冷えが弱い」
「風がぬるい」
と感じたら、
早めの点検をおすすめします。


ガス漏れは放置すると
コンプレッサーの焼き付きなど、
二次故障につながる可能性もあります。



当工場では、
フォルクスワーゲンをはじめとする
欧州車の整備に多数の実績があります。


エアコン不調や異音など、
お困りの際はぜひ
お気軽にご相談ください。



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