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こんにちは、
外車整備工場ウィングロードです。
今回は、
フォルクスワーゲン・ポロの
エアコン不調に関する
整備事例をご紹介します。
「冷えが弱い」
「エアコン作動時に異音がする」
といった症状でご入庫いただいた車両。
診断の結果、
エキスパンションバルブの不具合と
ガス漏れが判明しました。
お客様からの主訴は
「エアコンが冷えない」とのことで
以下のステップで診断を進めました:
結果、
エキスパンションバルブの詰まりと、
エバポレーター付近からの
微細なガス漏れを確認しました。
1. エキスパンションバルブ交換
エキスパンションバルブは、
エアコンガスの流量を調整する重要な部品。
詰まりや作動不良があると、
冷却性能が著しく低下します。
・ダッシュボードを部分的に分解し、エバポレーターケースを露出
・バルブ本体を取り外し、新品に交換(純正部品使用)
・Oリングも同時交換し、密閉性を確保
2. ガス漏れ修理(エバポレーター周辺)
・漏れ箇所を特定し、エバポレーターを取り外し
・接合部の洗浄と再シール処理
・必要に応じてエバポレーター自体の交換(今回は再使用可能)
3. 真空引き・ガス充填
・真空ポンプで30分以上の真空引き
・漏れがないことを確認後、R134aガスを規定量充填
・最終的な冷却性能と圧力を再チェック
整備後は、
エアコンの冷却性能が完全に復活。
これで夏でも安心して
快適なドライブができるでしょう。
フォルクスワーゲン車は、
エアコン系統の構造が国産車と異なり、
診断と分解に専門知識が必要です。
特にエキスパンションバルブや
エバポレーター周辺は、
ダッシュボード裏に配置されているため、
慎重な作業が求められます。
「冷えが弱い」
「風がぬるい」
と感じたら、
早めの点検をおすすめします。
ガス漏れは放置すると
コンプレッサーの焼き付きなど、
二次故障につながる可能性もあります。
当工場では、
フォルクスワーゲンをはじめとする
欧州車の整備に多数の実績があります。
エアコン不調や異音など、
お困りの際はぜひ
お気軽にご相談ください。
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