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埼玉県越谷市の整備工場
ウィングロードです。
今回は
ボルボ V40(VOLVO V40)
のエンジンチェックランプ点灯
に対応しました。
診断機による故障コードの
読み取り結果から、
O2センサー関連のエラーが複数記録されており、
燃調制御やセンサーのヒーター回路に
異常があることが判明しました。
主な故障コードは
「P014C00」
「P003100」
で、いずれもバンク1・センサー1
(エンジン側の前方O2センサー)
に関するものです。
P014C00はO2センサーの応答が鈍く、
燃料が濃い状態から薄い状態に
切り替わる際の反応が
遅れていることを示しています。
これはセンサーの劣化や
煤の堆積によって起こることが多く、
排気ガスの成分を正しく
検知できなくなるため、
燃料制御が狂い、
排ガス性能にも影響します。
P003100はO2センサーの
ヒーター回路に低電圧が
発生しているというエラーで、
センサーが適温に達せず、
正確な検知ができない状態です。
ヒーター内蔵型センサーは冷間時の
精度を保つために重要で、
ヒーター回路の不具合は
センサー交換が必要になります。
さらに、
CEM(セントラルエレクトリックモジュール)
関連のコードも複数記録されており、
「B118B04」
「B118B07」
「B119204」
「B119207」
「B119404」
などが確認されました。
これらは主に電動モジュールの
回転・水平動作に関するエラーで、
内部エラーや機械的ブロックが
原因とされています。
具体的には、
ミラーやシート、
ライトの角度調整などに
使われるモーター制御系統で、
信号が正しく伝達されない、
もしくは物理的に動作が
妨げられている可能性があります。
これらのエラーは
O2センサーとは直接関係ありませんが、
車両全体の電装系の状態を
把握するうえで重要な情報です。
今回のV40では、
O2センサーの交換を中心に対応しました。
センサーは純正品を選定し、
交換後は再度診断機でエラーコードの
消去とデータ確認を行い、
正常復帰を確認しました。
O2センサーの不具合は放置すると
燃費悪化や排ガス性能の低下、
最悪の場合はエンジン不調につながるため、
早めの対応が安心です。
最近では
「ディーラーで一見さんは断られた」
「O2センサーだけ交換したいのに受け付けてもらえなかった」
といった声も増えており、
外車の軽整備でも入庫拒否される
ケースがあるようです。
ウィングロードでは、
VOLVOをはじめとした欧州車の
診断・修理に対応しており、
現場で状態を確認しながら必要な
作業だけを的確に行う方針です。
無駄な交換や過剰整備を避け、
オーナー様の負担を抑えつつ、
安心して乗れる状態に
仕上げることを大切にしています。
〒343-0045 埼玉県越谷市大字下間久里999番地
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